EFFECTEN Director Hamanaka Recommend EFFECTEN 24 Spring

EFFECTEN 2024 Spring Collection "MSAW"

今回のテーマは90年代〜20年代初頭にかけての裏原宿。当時の雑誌の様なLOOK写真の構成やその時代にアイコンとなっていたブランドのギミック等

分かる人にはこれは？！となる要素が盛り込まれたりしています。

テーマとなるMSAWこれは"ミーティングは◯◯でしよう"という事で、当時表参道にあったとあるファーストフードを指しています。

僕らが原宿で買い物をしていた当時、集合がここか、最終的にこのファーストフードの地下に集まってタバコを吸いながら戦利品を見せ合っていました。

原宿と言えば欠かせない存在です。

--------

Habit sleeve mods coat

まずはレコメンドさせて頂くアイテムはHabit sleeve mods coat

過去に何度かモッズコートは制作してきていますが今回のモッズは生地感にハリがありシルエットも全体的に大きめ、インナーにGジャンなどを着ても雰囲気が出せる1枚なんではないかと思います。

個人的には洗濯機でガシガシ洗ってもらってヨレた感じにしてきていくのもかなりかっこいいのではないのかなと。

昨今ヴィンテージの値上がりが尋常ではなくモッズコートも例外ではありません。新品から自分の風合いを作っていくのもいいのでは？袖下の切り替えは90年代に欠かせないブランドのオマージュです。僕ら世代だと一発で分かる方も多いのではないのでしょうか？

"praying" Check Shirts

次のレコメンドアイテムは“praying” Check Shirts。

チェックシャツは僕の中で欠かせないアイテムなのですが、今回はチェック自体をオリジナルで作りました。前シーズン制作された総柄のファブリックシリーズ“東方三博士の礼拝”のシリーズ作品というイメージ。フランネル素材にチェックごとプリントをしています。

こちらもモッズコート同様に洗いをかけていくと毛羽立ってきて風合いが出てくるのでガシガシ洗いましょう。

Effectenでチェックシャツは多いのですが黒をベースとしたRUDEっぽいチェックはあまりやって来なかったかもしれません。

このチェック事プリントにして全く異なる柄を入れるのも2000年初頭に初めて見た時は衝撃を受けたオマージュ作品です。

Tartan Check SET UP

PUNKという音楽のカルチャーを通ると一度は憧れるタータンチェックのアイテム。90年代に雑誌の表紙で赤いタータンチェックのセットアップにvansのSK-8のスタイルにメッシュキャップでスケートボードを持つスタイルを見た時の衝撃は今でも新鮮で忘れられません。effectenでも過去によくタータンチェックのセットアップを様々なスタイルで出してきましたがここ数年はなく久しぶりに作りました。裏地を付けることなくシャツ感覚で着れるジャケットと程よく緩いイージーパンツ。今を生きるおしゃれキッズ達ってどんなスタイルで着るのでろう？と見てみたい気持ちが強いアイテムです。

D EZ st pants

最後に紹介するのはなんの変哲もないストレートシルエットのワークパンツ。

僕のクローゼットには10代の頃から必ず入っているワークパンツがあってクタってくると捨てては買い直している人生です。

ワークパンツもeffectenで2018年ころより何度か定番アイテムとして微妙にシルエットや素材を変えて作っていますがこちらもここ数シーズン作っていなかったのですが、形も一新してハリはないが頑丈なチノ素材を見つけたので久しぶりに作りました。大人な雰囲気を出したい時でも作業をする時でも履ける万能なシルエットと素材感のパンツ。たまたま今年の夏に福岡で再開した20年来の同級生で僕のカルチャーの師匠に久しぶりにグラフィック作ってよって頼んで作ってもらったグラフィックが刺繍されています。

意味は

FUK OFF DAYSは制作者が住む「福岡の休日」と「クソッタレな毎日」の二つの意を掛け合わせたものである。

と、こういう文章とデザインを考えさせたらピカイチなメッセージなんです。